ロッテ 育成出身吉川がプロ初登板 ユニホーム間に合わず背番号「127」で4回3失点「緊張もあり本来の感覚が分からなくなっていた」
「西武11-2ロッテ」(1日、ベルーナドーム)
ロッテが大敗で今季6度目の4連敗。借金はワーストを更新する20まで膨れあがった。
3回8失点KOの先発・小島の後を受けて、四回からは7月31日に育成から支配下選手登録されたばかりの吉川が地元・埼玉で家族の観戦する前でプロ初登板。新背番号「91」のユニホームが間に合わず、育成時代の「127」のユニホームで出場した。
「やはり緊張はありました」という立ち上がりの四回はデービスに2ランを被弾。五回は2四死球の走者を犠飛でかえされ失点。六回は2四死球を与えながらなんとか踏ん張り、七回は三者凡退2三振に抑えた。初陣は4回1安打3失点、3三振、5四死球だった。
七回の投球を「あれが2軍でやってきたことかなと思う。(3イニング目までは)緊張もあり、自分の本来の感覚が分からなくなっていた感じがあった」と振り返った。
吉井監督は「まだまだやらなければいけないことはあると思うんですけども、落ち着いてからは彼のボールを投げたら1軍のバッターでもアウトは取れるっていうのはわかったんでね。自信にして、これからにつなげてほしいと思います」と期待を込める。
吉川も今後に向けて「自分の持ち味はまっすぐだと思っているんですけど、そのまっすぐもゾーンに入らないと始まらないところがあるので、まずはゾーンで勝負できるようにやっていけたらと思います」と誓った。





