報徳学園 夏連覇の夢途絶えた 九回、1点差に迫るもあと一歩及ばず 主将・橋本「悔いはない」

 東洋大姫路に敗れ、ベンチで肩を落とす報徳学園ナイン(撮影・西田忠信)
 グラウンドに一礼する東洋大姫路ナインを見つめる報徳学園・大角健二監督(右から2人目)=撮影・西田忠信
 試合後、集合写真に納まる報徳学園ナイン(撮影・西田忠信)
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 「高校野球兵庫大会・決勝、東洋大姫路7-6報徳学園」(28日、ほっともっとフィールド神戸)

 秋春の県大会王者に最後まで食らいつくも力尽きた。夏連覇の夢が途絶えた報徳学園ナインは、涙を拭って整列に向かった。

 2点を追う九回。2死から丸尾泰毅外野手(2年)が右中間への二塁打を放ち、2死二塁から続く主将の橋本友樹内野手(3年)が右前適時打。さらに2死一、二塁として長打が出ればサヨナラの場面を作ったが、山岡純平内野手(3年)が捉えた打球は右翼後方への飛球で試合終了。“逆転の報徳”は影を潜めた。

 大角健二監督(45)は「本当によく粘ってくれた。最後の最後にアグレッシブを体現してくれた」とナインをねぎらい、「見えない力の後押しもあった」と一塁側スタンドに駆けつけた大応援団にも感謝。橋本は「自分たちの野球はできた。悔いはない」と振り返った。

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