智弁学園 3年連続夏の甲子園逃す ライバル天理に惜敗

 「高校野球奈良大会・決勝、天理3-2智弁学園」(28日、さとやくスタジアム)

 3年連続23度目となる夏の甲子園を目指した智弁学園は、わずかに1点及ばず、ライバル・天理に屈した。

 1点を追う九回、2四球と安打で2死満塁と、最後の最後に迎えたチャンスで打席に向かった代打・志村叶大内野手(3年)が、左飛に打ち取られ、ゲームセット。

 主将の少路慶斗内野手(3年)は、目を赤くしながら「この1点の差がどこにあるのかまだ分からない」としながらも「やり切った結果の1点差。正直悔しい気持ちはありますが、後悔はありません」と話した。

 先発した杉本真滉投手(2年)が二回、松村に打たれた3ランが決勝点となったが、少路は「杉本は何も悪くない。あのホームランを来年に生かしてくれれば」と、後輩にリベンジを託していた。

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