昨夏王者の京都国際が劇的サヨナラ 猪股値千金打!夏連覇へ「優勝旗を返して、もう一度取り戻したい」

 サヨナラ勝ちで甲子園出場を決めた京都国際ナイン(撮影・石湯恒介)
 9回、サヨナラタイムリーを放つ京都国際・猪股(撮影・石湯恒介)
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 「高校野球京都大会・決勝、京都国際4-3鳥羽」(27日、わかさスタジアム京都)

 重圧をはね返すように見せたのは昨夏日本一のプライド。そして仲間との約束を実現させたい思いだ。昨夏王者の京都国際がサヨナラ勝利で2年連続4度目の夏の甲子園。猪股琉冴捕手(3年)が劇的な一打で連覇を狙う聖地への切符をチームにもたらした。

 苦しい展開だった。初回から全9イニングで走者を得点圏に置いたものの、得点は五、八、九回のみ。九回無死一、三塁からは猪股が初球の内角直球を捉え右翼手の頭上を越えるサヨナラ打に。「初球に行かないと後手に回る」。積極性が結果につながった。

 応えたかった。昨夏の甲子園決勝で延長十回に登板し、優勝投手となった西村一毅投手(3年)はこの日141球を投げ9回5安打3失点。遠征先で西村と同部屋の猪股は「絶対にまた甲子園に行こうと話しています」。バッテリーで交わした約束。自分たちの代でも聖地に立つと決めていた。

 ようやくスタート地点だ。「優勝旗を返して、もう一度取り戻したい」と猪股。いったん深紅の大優勝旗は開会式で返還するが、また自分たちの手でつかめばいい。

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