巨人 鬼門マツダで今季初星 リチャードV打 阿部監督も称賛「練習の仕方を変えてうまくいっている」
「広島1-5巨人」(26日、マツダスタジアム)
“ロマン砲”のひと振りで鬼門を突破した。同点で迎えた七回1死一塁で巨人・リチャード。広島2番手・中崎から右翼ポール際へのフェンス直撃となる決勝の適時二塁打を放ち、開幕から6連敗中だったマツダスタジアムで今季初勝利となった。
球宴前最後の21日・阪神戦(東京ド)でも七回に同点3ランで5点差を逆転するサヨナラ勝利に貢献。この日の打球の伸びに「僕もビックリしました」とおどけながら、移籍後初の決勝打にも「ただ必死にやっているだけ」と汗をぬぐった。
1点を追う五回1死二塁では中飛で走者を三塁に進めた。阿部監督は「練習の仕方を本人も変えてうまくいっている」と成長に目を細める。リチャードも「監督により実戦向きな打撃をしろと言われている。それを続けていきたい」と話した。
「阪神が独走しているので、何とか一泡吹かせるために一戦一戦頑張っていこう!」とゲキを飛ばして臨んだ一戦。リーグ優勝を決めた昨年9月28日以来のマツダでの勝利で2位に浮上。「久しぶりに良い試合だった。良いスタートが切れたので、明日も絶対に勝ちたい」と指揮官の声も弾んだ。





