埼玉・昌平がサヨナラスクイズで甲子園王手!選抜4強の浦和実に粘り勝ち 生還の桜井は「当たる前からスタートを切った」と信頼の走塁
「高校野球埼玉大会・準決勝、昌平1-0浦和実業」(25日、大宮公園野球場)
春夏通じて初の甲子園を目指す昌平が、選抜ベスト4の浦和実をサヨナラスクイズで制して2年連続の決勝進出を決めた。
序盤から相手エース・石戸颯汰投手に苦しめられて、五回に初めてチーム初安打を放った。それでも8回まで三塁すら踏めない時間が続いたが、1点を好守で守り続けて迎えた九回。1死から桜井ユウヤ内野手が中前打で出塁すると、その後一、三塁となって、最後は中島航作内野手のセーフティスクイズでサヨナラ勝利を決めた。
試合後、サヨナラのホームを踏んだ桜井は「中島は去年から出ていてバントはチーム一信頼があったので、信じて、当たる前からスタートを切っちゃいました」と笑みを浮かべた。また中島は「今までの打席でも自分がチャンスを潰していた。最後はここで自分が決めて決勝にいくんだという思いだった」と振り返った。
桜井の帽子には「昌平旋風」という言葉が力強く記されている。ここまでノーシードから花咲徳栄にも勝利するなど、決勝戦まで駒を進めた。決勝戦は21年、24年でいずれも悔し涙をのんだ場所。3度目の挑戦で甲子園切符をつかみたい。





