敗退の帝京・金田監督「全くいいところが出せなかった」「監督の責任です」14年ぶり甲子園ならず
「高校野球東東京大会・準々決勝、岩倉6-2帝京」(23日、神宮球場)
帝京が岩倉に完敗し、14年ぶりの甲子園切符を逃した。
先発右腕・黒木が河村に先制2ランを許すなど三回途中3失点で降板。七回に3番手でマウンドに上がった村松も岩倉の勢いを止められず、八回には河村にこの日2本目の本塁打を許した。打線は六回、九回に1点ずつを返したが、反撃できなかった。
夏の甲子園は12回、春のセンバツは14回の出場を誇る名門。近年はかつての強打を取り戻しつつあり、5回戦では4点差をはね返して日大豊山に逆転勝ちした。帝京復活へ、14年ぶり甲子園を目指したが、4強入りはならなかった。
ナインは敗退後、岩倉の校歌を聞きながら号泣し、スタンドへの挨拶を終えるとグラウンドで泣き崩れた。
金田監督は「まったくいいところが出せなかった。監督の責任、子どもたちは頑張ってやってきたんですけど、1年間やってきた成果が出せなかった、そういう意味で悔しいです」と振り返った。
7死球を受け、試合後には岩倉・豊田監督から直接謝罪も受けた。ただ、その走者を生かすことできず「なかなか打たせてもらえるボールがなくてですね、強気に攻めてきたので。その分、フォアボール、デッドボールもらえたんですけど、なかなか打たせてもらえなかった」と語った。




