日本野球機構（ＮＰＢ）は２２日、京セラドームで２３日に開催する「マイナビ　オールスターゲーム２０２５」第１戦の予告先発を発表し、全セは巨人の守護神であるライデル・マルティネス投手（２８）に決定した。

　真夏の夢舞台にふさわしいサプライズ先発だ。マルティネスは４年連続４度目の球宴出場となるが、もちろん自身初の先発マウンド。全セを指揮する巨人・阿部監督は「オールスターでしかできないからね。きれいなマウンドで投げたらと言った」と説明した。

　先発投手部門のファン投票１位は阪神・村上だが、１９日の巨人戦（東京ド）に先発したばかりで第１戦先発は登板間隔が短い。阿部監督は「ファン投票（の結果）を優先させてもらった」と説明。抑え投手部門でファン投票１位の中日・松山（故障で出場辞退）に次ぐ得票数のマルティネス先発という、球宴ならではの起用を決めた。

　マルティネスの先発は来日１年目だった中日時代の１８年６月５日・ロッテ戦（ナゴヤＤ）以来。球宴選出時に「普段と同じように、しっかりやるべきことをやりたい」と話したマルティネス。普段と違う起用となる夢舞台での投球が注目される。