巨人、自力V消滅 首位阪神に食らい付くも阿部監督脱帽「力の差が歴然」
「巨人0-4阪神」(19日、東京ドーム)
巨人は猛虎相手に粘りながら、食らいつきながら、それでも最後は敵の主砲の一撃に沈んだ。両チーム無得点の延長十一回。5番手・船迫が佐藤輝に一発を浴びるなど4失点。
「いやぁ…悔しいね。チャンスはつくるんだけどね。何を言っても仕方がない。力の差が歴然としているよ」と阿部監督は、猛虎の強さに脱帽するしかなかった。
この試合も深刻な得点力不足が影を落とす。中盤以降は5度、先頭打者が出塁。4度試みた送りバントもすべて成功させたが、あと1本が出ない。延長十回も1死二塁としたが、代打・坂本は空振り三振に終わった。
「食らいついていくための3連戦だと思って行こう」。試合前、阿部監督はそう言って選手を送り出した。山崎は七回1死満塁の危機で連続三振を奪う気迫の投球。救援陣も粘りを見せた。それでも勝利には届かない。
3連敗で今季ワーストの借金2。首位とは今季最大の10差となったが「明日、あさって勝てば何の問題もない」と必死に前を向く。自力優勝の可能性が消滅も「やる以上、諦めちゃいけない」と阿部監督。可能性がゼロになるまで、虎の背を追い続ける。





