昨夏王者京都国際が逆転サヨナラ エース左腕・西村が毎回の13K!執念完投「ストレートで押した」
「高校野球京都大会・4回戦、京都共栄2-3京都国際」(18日、わかさスタジアム京都)
昨夏甲子園Vの京都国際のエース左腕・西村一毅投手(3年)が執念の完投で難敵撃破の立役者となった。相手は今春府大会王者の京都共栄。劇的勝利の直後、安堵(あんど)の笑みを浮かべて仲間と肩を抱き合った。
先発して延長十回タイブレークまで一人で投げきり、5安打2失点(自責0)。「ストレートで押した」と昨夏甲子園で活躍の一因となった決め球のチェンジアップを“封印”し、磨いてきた直球をコーナーにズバリ。球数143球、毎回の13奪三振で貫禄を示した。
打線は延長十回タイブレークで9番・猪股琉冴捕手(3年)の2点適時打で追いつき、最後は無死満塁から押し出し死球で逆転サヨナラ勝ちをもぎとった。「自分が軸にならないといけない」と自覚をのぞかせた西村。ノーシードから始まった夏はまだ終わらない。




