ピン・グリフィーJr.になった!日本ハム・石井 爆勝導く4安打!新庄監督が助言「僕が世界で一番好きな左バッターのスイング」
「西武1-10日本ハム」(16日、ベルーナドーム)
日本ハム・石井のバットが打ち出の小づちと化した。適時打2本を含む4年ぶり3度目の4安打。本塁打が出ればサイクル安打という大爆発に「最後だけ(一発を)狙いました。無理でした」と笑った。
初回2死一、三塁から右翼線への先制適時二塁打を皮切りに、三回は右翼フェンス直撃の適時三塁打、四、六回にも右前打。八回は空振り三振で快挙は逃したものの、今季最多タイ18安打大勝の立役者となった。
出場7試合連続安打とし、期間中は25打数14安打の打率・560。打棒の裏には、新庄監督の助言があった。背中を丸める悪癖を修正するために送られてきたのはメジャー通算630本塁打を誇るケン・グリフィーJr.の打撃動画。指揮官は「僕が世界で一番好きな左バッターのスイング。そしたら次の日“ピン・グリフィーJr.”になった。背筋伸びてきたら、かんから打って」と、石井の愛称“ピン”に引っかけ、笑顔で称賛した。
石井は自身の活躍に「出来過ぎ」と謙そんしつつ「自然とバットは出てくるかな」と手応え。この日は母校・作新学院も夏の栃木大会初戦に勝ち「何とか勝ち進んでいってくれたらうれしい」と期待を込めた。絶好調男に引っ張られて今季4度目の4連勝で、優勝した16年以来9年ぶりの貯金19。強さは揺るぎないものになりつつある。




