履正社エース・江藤幸大が6回無失点 コールド勝ち演出

 大会初登板となった履正社のエース・江藤幸大
 多田晃監督を中心に円陣を組む履正社ナイン
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 「高校野球大阪大会・3回戦、履正社7-0汎愛」(16日、GOSANDO南港野球場)

 2年ぶり聖地を目指す履正社が2回戦に続き、コールド勝ち(7回)を収めた。

 初回1死二、三塁から4番・福原大葵外野手(3年)が右前適時打するなどで2点を先制。二回には1死二塁から主将の矢野塁内野手(3年)が左翼線二塁打を放ち追加点をもぎ取った。

 先発は、大会初登板となるエース・江藤幸大投手(3年)。この日は6回を投げ無失点と上々の投球で勝利に貢献。

 多田晃監督が「初戦ということで、万全ではなかったかな」と振り返った通り、走者を背負う場面が多く、本人も「気持ちが前に前に出すぎて、特に変化球のコントロールがよくなかった」としながらも、エースらしく零点に抑え、自身に求める「勝たせる投球」を体現した。

 昨年は春先にイップスに見舞われた。夏には父・雄さんが他界。それでも「まだ上にいける」と自身を信じて乗り越え、この春から名門校の「1」を手にした。

 4回戦以降、「ストライク先行で守備が疲れないような投球」を心掛けながら、頂点を目指していく。

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