巨人、痛恨逆転負け 阿部監督「(先制して)からの1点が遠かった」 15日にも自力V消滅危機

 「DeNA4-3巨人」(13日、横浜スタジアム)

 巨人は指揮官の勝利に徹する采配も、再逆転にはつながらなかった。先発はこの試合まで今季DeNA戦の防御率0・00の赤星。だが、3点リードの二回に先頭の牧へ死球を与えると、その後は内角を攻め切れず。三回に逆転を許すと、阿部監督は四回の攻撃で赤星に代打を送り、交代を決断した。

 今季は安定した投球を続けてきた右腕の早期交代に「交代した理由は本人に伝えてある」と阿部監督は説明。赤星も「あれ(死球)は仕方ないが、その後に攻めるところ大事にしてほしかったと言われた」と明かした。

 2番手以降の救援陣はゼロに抑えるも、打線は二回の3点以外で得点できず。「(先制して)からの1点が遠かった」と阿部監督。球宴まで残り5試合。15日にも自力V消滅の危機だが「また切り替えて(19日から)阪神戦もあるし頑張りたい」と次へと視線を向けた。

 ◆通算1500三振 巨人・坂本内野手が13日のDeNA⑬戦(横浜)の三回にジャクソンから見逃し三振を喫して記録。プロ野球16人目。初三振は08年3月28日のヤクルト戦で五十嵐から。

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