日本ハム・清宮幸 今季最多4打点猛打ショー 猛暑に負けない!「寝る。食う」徹底“夏男”自身初の3割到達
「日本ハム7-3オリックス」(12日、エスコンフィールド)
日本ハム・清宮幸の季節がやってきた。気温の上昇とともに調子も上がる。適時打2本の3安打で今季最多の4打点。試合後に花火大会イベントが開催される日の大活躍に「花火がある今日打つのは僕らしいな」と笑ってみせた。
敵に試合の流れを渡さなかった。2点を先制後に1点を返された直後の二回は、2死二、三塁から右翼線への2点適時二塁打。2点リードの六回は、2死満塁からしぶとく二遊間を破る中前打で、2者を迎え入れた。
7月の9試合で39打数13安打の打率・333、1本塁打、8打点。昨季も夏場から急上昇して、規定打席不足ながら自身初の打率3割に到達した。“夏男”ぶりの理由は「わかんないっす」と苦笑するが、体調管理の留意点はシンプルに「寝る。食う」と即答。「食欲も減るとかはないんで」と、猛暑に負けない強さが備わっている。
六回の適時打を「インチキっぽいヒット」と自虐的に表現したことを聞いて大笑いした新庄監督は「でかいよね。会心のボテボテのセンター前。最高のヒットですよ」と勝負強さを絶賛。「ホームランが出てないから絶好調っていう印象はないと思うけど、最高の結果を出してますよね」とうなずいた。
今季本拠地最多3万3637人の観衆に、単打と二塁打で勝利を届けた清宮幸は「“花火”はなかったです。本物の花火を楽しんでもらえれば」と、ちゃめっ気交じりにほほ笑んだ。アーチ連発の“花火大会”もすぐに披露してみせる。




