巨人に6度目完封負けのDeNA 打開策はどこに?村田野手コーチが巨人・坂本のプレーを挙げてひもとく

 「DeNA0-3巨人」(12日、横浜スタジアム)

 DeNAが巨人相手に6度目の完封負けを喫し、悪夢の連敗。村田野手コーチが相手のワンプレーを挙げ、苦しむDeNA打線への意識改革を求めた。

 リーグ戦再会後は5試合でわずか1得点と、ホームランでしか得点を奪えていない現状がある。村田コーチは「対戦成績も悪いし、全体的に巨人の投手を打てていないのは確かなので。苦手意識が全体的にあるのかも。そこを払拭していかないと」と言う。

 そのために、何が必要なのか。村田コーチは「振るボール、振らないボールをはっきりさせないといけない。どの方向に打ち出すかもイメージしないといけない」と説明した。

 そして例として挙げたのは初回、巨人・坂本の二ゴロだった。3連打で1点を失い、なおも無死二、三塁で坂本は二ゴロを放って追加点を奪った。このシーンに村田コーチは「相手を褒めるわけじゃないですけど、意図したところに打っていますよ」と言う。

 「こっちとしては1点取られて一、三塁でスチールかけられた瞬間に、ステップ小さくしてバットを短く持ってセカンドゴロを打ちにいっていた」と相手のベテランの“凡打”を振り返り、「ああいう打撃が意図してできる球団と、できないうちとの差。選手も僕らも感じないといけない」と厳しい表情を見せた。

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