日本ハム・伊藤 10勝一番乗りならず 新庄監督「めちゃくちゃ点数を取った後の完封負けあるある試合」

 「日本ハム0-6オリックス」(11日、エスコンフィールド)

 勢いをガッチリと止められた。試合前時点で2・5差だった3位オリックスとの首位攻防3連戦の初戦に完敗し、連勝は5でストップ。直近5試合で45得点、4戦連続2桁安打と猛威を振るっていた打線が沈黙し、8試合ぶりの零敗だ。日本ハム・新庄剛志監督(53)も広報に託したコメントで「めちゃくちゃ点数を取った後の完封負けあるある試合。明日は勝ちまっせ!」と、明るく割り切るしかなかった。

 大黒柱の伊藤が誤算だった。初回に西野の適時二塁打で先制点を献上すると、三、五回にも西野も適時打を許し、3打席連続で同じ相手に苦杯をなめた。六回には宗に右越え3ランを被弾。いずれも2死からの失点だった。6回を投げて今季ワーストタイの6失点、同ワーストとなる被安打12の乱調で5敗目を喫し「良くなかった。(修正点は)全部じゃないですか」とうなだれた。

 球団では2015年の大谷翔平以来となる両リーグ最速の10勝目もお預け。9勝目を挙げた4日の楽天戦では、熱中症気味になり5回で降板していた。「(シーズン)序盤に比べたら真っすぐの強さはちょっと落ちてきているかな」と女房役の伏見。先発陣で唯一、開幕からほぼ中6日登板を守ってきた。疲れも出て当然の夏場だが、エースは「それが僕たちの仕事。そこを言い訳にしたいとは全く思わない。ファンの人に申し訳ない投球をしてしまった」と責任を負い、次回登板へ雪辱を誓った。

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