DeNA・バウアー 10日ぶり1軍マウンドで6回2失点「良くも悪くもなかった」
「ヤクルト4-4DeNA」(9日、神宮球場)
再び輝くことを信じて、DeNA・バウアーは腕を振った。不振のため6月29日に出場選手登録を抹消され、10日ぶりに上がった1軍マウンドで6回5安打2失点。勝利を目前にした九回2死、守護神・入江が同点弾を浴び、6月6日の日本ハム戦以来となる約1カ月ぶりの白星を手にすることはできなかったが、復活の萌芽(ほうが)は見せた。
バウアーは笑顔なく振り返った。「まあまあというか、良くも悪くもなかった」。再調整期間は、映像やデータを駆使しながら、直球の精度やフォームの微調整に取り組んできた。その成果に三浦監督は「イメージしたボールが投げられる割合が増えてきた」と一定の評価を与えた。
登板前日は「野球のことをあまり考えないようにしていた。あまり野球を楽しめていない自分がいる」と吐露していたが、ヒゲをそり落として球場入り。出直しへの強い気持ちが表れていた。今後については「中4日で投げることは継続できたら」と自身の希望を口にした。





