中日・ドラ1金丸 遠い初星 7度目先発7回2失点好投も「野球の怖さを感じた」

 「巨人5-4中日」(8日、ヤマリョースタジアム山形)

 プロ初勝利が一瞬で消えた。サヨナラの走者が滑り込む姿を、中日のドラフト1位・金丸(関大)はベンチでぼうぜんと見つめていた。「僕自身、防げる失点はあった。相手打線もすごい打者がそろっている。最後まで気は抜けない。野球の怖さを感じた」。気持ちの浮き沈みがあまりにも激しい3時間26分を振り返った。

 巨人相手に強気で攻めた。1点リードで迎えた七回の攻撃ではそのまま打席へ。ベンチの選択は続投だった。だが、先頭の泉口への6球目は同点ソロ。「カウントを悪くして、ストライクを取りにいった球を打たれた。ホームランも失投です」。八回に味方が勝ち越すも、白星は遠かった。

 自身初の中6日で力投し「中6日が普通だと思って投げていきたい」と言った。7回5安打2失点-。次こそ勝利をつかみ取る。

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