巨人・阿部監督 首位阪神と8差もポジティブ「何が起こるかわかんないし、それが楽しい」
巨人・阿部慎之助監督(46)が7日、逆転優勝を諦めない姿勢を示した。現在3位で、首位の阪神と8ゲーム差ながら「戦力としては、なかなか厳しい状況だけど阪神に何とか食らいついていく」と言葉に力を込めた。
シーズンはすでに折り返しており、厳しい数字ではあるが指揮官はポジティブだ。「いろんなことが起きるだろうからね」と“予告”し、引き合いに出したのは「俺が引退した年」だった。
巨人がリーグ制覇を果たした19年。7月に2位・DeNAに10・5差をつけたが、0・5差まで肉薄された苦い経験がある。だからこそ「何が起こるかわかんないし、それが楽しいんだよ。今、追いかける立場の方がまだ楽だと思う。追われる立場の方がしんどいのは経験済みだから。それをプラスに思ってやるしかない」と前を向く。
8日・中日戦からリチャードを再昇格させ、前カード広島3連戦で大事を取って起用しなかった守護神・マルティネスも“復帰”する見通し。戦力を整え、流れをつかんで猛追する。





