DeNAドラ4若松 プロ初登板 1回無安打無失点 “先輩”の敵将・藤川監督に「いいところ見せられたかな」
「DeNA0-3阪神」(5日、横浜スタジアム)
DeNAのドラフト4位・若松尚輝投手=四国ILp高知=が九回からプロ初登板。1回を無安打無失点に抑えた。
満員のファンが待ち受けるマウンドに初めて立ち、「物おじしないで、自信をなくしたらここで負けだと思ったので、自信を持っていこうと自分を奮い立たせました」と若松。坂本を三ゴロ、デュプランティエを三振、近本を三ゴロに仕留め、3人で退けた。
直球の最速は150キロを計測し、力あふれる投球を披露。三浦監督は「プロ初登板で自分の持てるものを出してくれたと思います。ボールも力強かったですし、まず一歩ってところでいいスタートだと思います」とたたえた。若松は「きょうのピッチングに満足しないで、まずは1試合、1試合、チームに貢献していきたい」と口元を引き締めた。
4日にプロ初昇格。同日の試合前には、四国ILp高知の先輩にあたる阪神・藤川球児監督のもとに出向き、あいさつした。「うち相手に投げない方がいいんじゃない?」と1軍昇格を手荒く祝福されたというが、目の前で力投を披露し、「いいところを見せられたんじゃないかなと思います」と話していた。