大学侍ジャパンが始動し早大・伊藤樹が決意「先頭に立ってやっていく」 青学大・渡部海を相手に初日からブルペン投球

 6年ぶりに日本開催される日米大学野球選手権(7月8~13日・北海道、新潟、東京で5試合)に出場する侍ジャパン大学代表の直前合宿が6月30日、神奈川県のバッティングパレス相石スタジアムひらつかで始まった。投手陣では唯一、2年連続の代表入りとなった早大・伊藤樹投手(4年・仙台育英)は「柱」として3連覇をけん引することを誓った。

 「昨年こういう環境でやらせていただいて、すごく刺激になったので、今年も選ばれるようにやってきたつもりだった。初日からすごく良い経験ができました。2年連続なので、できる限り自分が先頭に立ってやっていくことは意識しています」

 投内連係などでは先陣を切り、初日からブルペン入りするなど精力的に取り組んだ右腕。この日は青学大・渡部海捕手(3年・智弁和歌山)を相手に38球を投じ「自分が思う良いボールと、捕手が思う良いボールを、逐一確認しながらやっていました」と配球面のすりあわせを行ったという。米国の強力打線相手にも「変化球とか球のキレで勝負していく投手だと思っている。ボールをコントロールして、リーグ戦と変わらず、とにかく低く丁寧にということはやっていければ」と持てる力を発揮するつもりだ。

 リーグ戦から全日本大学選手権までフル回転してきた中、コンディション管理では昨年の経験が生かされているといい「昨年は状態が良くなくて『先発の柱』と言ってもらいながら先発が全然できなかった。今年はかなり状態は良いですし、十分にやれる体ができている」と自信をのぞかせた。堀井哲也監督も、青学大・中西聖輝投手(4年・智弁和歌山)とともに「投手陣の軸になるのは間違いない」と期待を寄せる存在。今春リーグ戦ではノーヒットノーランを達成した早大の絶対的エースが、特別なマウンドでも堂々と腕を振る。

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