来季から2軍公式戦1リーグ3地区制 NPB選手会と事務折衝で説明 球団の振り分け6、4、4が有力
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が27日、東京都内で行われ、森忠仁事務局長らが2軍公式戦の1リーグ3地区制について機構側から説明を受けた。イースタン、ウエスタンの2リーグ制で実施されている現行制度の再編。同事務局長は「来年からの予定」と明かした。
ファーム公式戦には昨年から、新潟のオイシックスと静岡のくふうハヤテが新規参入。イースタン8球団、ウエスタンが6球団構成される。プロ野球振興を念頭にした裾野拡大だが、これによって開催地が広域に分散。移動経費の増加や、移動に伴う練習時間の確保などが課題となっていた。
現状6球団、4球団、4球団の振り分けが有力。森事務局長は「会長(会沢翼=広島)が特に心配していたのは、試合数が減ったりはしないかということ」とし、「4球団で相手が3チームになる心配もあったが、試合数が減ることはないということだった」と続けた。1球団最大143試合程度の試合数を維持し、交流戦として対戦カードも増やしていくという。
2軍の3地区制については、次回の実行委員会で各球団の意見を集約し、来月に予定されるオーナー会議で承認される。




