甲斐躍動で巨人2位浮上 キャノン発動!八回盗塁阻止で危機脱出 阿部監督「あれで勝ったようなもの」
「巨人4-0DeNA」(27日、東京ドーム)
攻撃の粘り、執念の継投-。巨人がリーグ戦再開初戦で勝利し、4位から一気に単独2位へ浮上した。試合前に阿部慎之助監督(46)は「とにかくしがみついて行くぞ!」と選手へゲキを飛ばした。苦しみながらつかんだ貴重な1勝だ。
打ちあぐねたDeNA先発・ケイに対し、六回1死からオコエの中越え三塁打と、続く泉口の左犠飛で待望の先制点。直前に丸の盗塁死があり「こちらのミスもあったけど、よく取ってくれた」と指揮官も喜んだ場面だ。
七回には好投の先発・山崎が2死一、二塁とすると迷わず継投。2死満塁となったが、最後は中川が代打・戸柱を三邪飛に抑える。八回は大勢が左太ももを痛めて途中降板。だが、一走の代走・三森が二盗を仕掛けるも、捕手の甲斐がしっかりと刺して危機を脱した。
阿部監督が「大きなプレー。あれで勝ったようなもの」と絶賛した勝負の分かれ目だ。5月30日・中日戦以来、先発マスクで7連敗中。勝利へ貢献も「(盗塁の場面は)泉口がナイスタッチだ。(山崎)伊織も良い球を投げてくれた」と仲間をたたえた甲斐。投打の粘り、正捕手・甲斐の躍動、大きな勝利でリーグ戦の再スタートを切った。





