巨人・丸「何とか気持ちで」決勝打 1、2番36歳コンビがベテランの意地見せた 阿部監督「良い仕事をしてくれた」

 「巨人2-1日本ハム」(18日、東京ドーム)

 チームの窮地に、頼れるベテランが打線をけん引した。同点の七回1死二塁。36歳の巨人・丸佳浩外野手が低めの直球を捉えた当たりが中堅・水谷の頭を越えた。長いトンネルに勝利の光が差し込む決勝の適時二塁打。「何とか気持ちで外野を越すことができた」と喜びを表した。

 打線が低調の中で、この試合も苦しい展開を強いられた。日本ハム先発の山崎を打ちあぐね、五回に好投していた西舘が先制点を奪われると、重苦しい空気が漂い始める。打破したのは、やはりベテランの意地だ。

 1点を追う六回、先頭の坂本勇人内野手が2球で追い込まれながらファウルで粘り、8球目に四球を選んで出塁。1死二、三塁として増田陸の中犠飛で同点のホームを踏んだ。初回の第1打席では中前打を放ち、交流戦通算333安打で、鳥谷敬と並ぶ歴代2位の記録をつくった36歳が、勝利への思いを見せた打席だった。

 17日から丸、坂本で1、2番の打線を組んだ阿部監督も「ベテラン2人に託している。(打)率以外にも相手に対するプレッシャーだったりを目的に置いている」と説明。「良い仕事をしてくれた」とねぎらった。連敗を4で止めて勝率5割に復帰。交流戦も最下位から脱出した。「ホッとせず、明日勝ち越すことだけを考えたい」と阿部監督。一歩ずつ、チームを前に進めていく。

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