作新学院野球部監督を謹慎処分 送球を素手で捕球させ骨折→全治1~2カ月

 高校野球の強豪、作新学院高野球部で、部員に素手で捕球する練習をさせ、手の指を骨折させる不適切な指導があったとして、高校が小針崇宏監督(41)を謹慎処分としたことが13日、学校への取材で分かった。謹慎期間は日本高野連の判断を踏まえる。

 学校によると5月23日午後の練習中、小針監督が部員1人に、感覚をつかめるよう野手からの送球を素手で受けるよう指示。部員は帰宅後に痛みを訴え、医療機関で右手の2カ所に骨折が判明。26日に手術を受けた。全治は1~2カ月。

 6月4日、部が学校に報告。学校は監督、部長、コーチに厳重注意し、監督は9日付で謹慎処分とし、10日に県高野連に報告した。学校の担当者は取材に「生徒の安全を守るのが最優先。あってはならない」と説明した。小針監督は2006年に監督就任。16年夏の甲子園大会で54年ぶりの優勝に導いた。春夏通算15回、甲子園大会に出場している。

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