藤原“神スライディング”決勝点 ロッテが交流戦2つ目のカード勝ち越し 中森がプロ初セーブ、九回をピシャリ
「ロッテ5-4広島」(12日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテが交流戦2カード目の勝ち越し。藤原の“神スライディング”で決勝点を挙げた。
同点の七回、先頭の藤原は左翼・秋山が後逸するラッキーな三塁打で出塁。続く寺地の投手強襲の一打で本塁をついた。タイミングは微妙だったが、スライディングしながら体を捻り、捕手・坂倉のタッチをかわしてベースに手を伸ばし、間一髪でホームを陥れた。
寺地は「打ったのは、まっすぐです。何がなんでもいってやろうと打ちに行きました。ランナーを返すことができて良かったです」と喜んだ。
序盤は攻勢に進めた。初回、6月に入って3番に定着する池田が3号先制ソロ。「塁に出ることを考えていたので、結果的にいい形になって良かったです」。
同点とされて迎えた四回には、打率1割台と低迷するソトが一時は勝ち越しとなる7号2ラン。「自分が打った事というよりはチームが勝っていることが嬉しいです。それが1番大事です。このまま勝てるようにみんなで頑張るよ」と話していた。
だが、六回まで2安打1失点の好投をしていた種市が六回に突如乱れた。長短打と四球で2死満塁のピンチを招くと、暴投でまず1点。さらに大盛に2点適時打を浴びて同点とされた。
種市は六回を投げきって降板。「たくさん援護してもらったにも関わらず、フォアボールも多かったですし、独りよがりのピッチングになってしまったかなと思います。リードを保つことができず悔しいです」とコメントした。
1点差の九回を任された中森が打者3人で締めて、プロ初セーブを挙げた。





