オリックス・九里 通算1000K!熱投129球8回0封 5試合ぶり5勝目

 「オリックス2-0DeNA」(10日、京セラドーム大阪)

 何度もガッツポーズし、そしてほえ倒した。オリックスはタフネス右腕・九里が強力ベイ打線に気合入りまくりの“熱投ショー”。8回を129球、4安打9奪三振無失点に抑え、5月5日の日本ハム戦(京セラ)以来、5試合ぶりの5勝目を挙げた。

 「相手の東投手もいい投手なんで、本当に先に点を与えないようにと。もうそれだけでした」。この日は今季初めて森とバッテリーを組んだが、必殺のフォークボールがさえ渡った。1点リードの六回には佐野から空振り三振を奪い、史上158人目となる通算1000奪三振を達成。この金字塔には「(三振数より)どっちかというとしっかりイニングを投げて、にこだわりがある」とスルー気味だったが、ピンチを切り抜け、三振を奪った後の雄たけびは迫力満点だった。

 FA移籍して開幕から無傷の4連勝も、その後は4戦白星なしで自身3連敗。特に3日の古巣・広島戦(京セラ)は5回4失点でKOされた。「切り替えとかではなく、しっかりと1週間悔しい気持ちを持って過ごしてきた」と吐露した九里。何かにすがりたい思いもあった。エスピノーザ、西川ら同僚が大阪の名刹(めいさつ)・勝尾寺に祈願に行ったことを知ると自らも出向き、「御利益?あったと思います」と笑った。

 負ければ今季ワースト4連敗だったところを見事に阻止。岸田監督は「要所要所で三振が取れて、いつも通りの力のこもった投球を見せてくれた。本当に勝てて良かった」と最敬礼。九里がいれば心強い。

 ◆通算1000奪三振 オリックス・九里が10日のDeNA①戦(京セラ)の六回に佐野から空振り三振を奪って達成。プロ野球158人目。初奪三振は広島時代の14年4月5日のDeNA戦で井納から。

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