中日 緊急降板の松葉貴大に報いる完封勝利!打席で左手に死球受けて途中交代→打線が奮起 7回無失点で6勝目 交流戦勝率5割に
「中日3-0ロッテ」(8日、バンテリンドーム)
中日が完封リレーでロッテに同一カード3連勝。交流戦は悪夢の3連敗スタートだったが、勝率5割に戻した。
松葉の好投に報いる勝利だった。七回、1死一塁から送りバントを試みた左腕は、左手の指に死球を受けた。打席で倒れ込み、激痛に表情をゆがめた松葉。治療のためベンチに下がり、井上監督も心配そうな表情を浮かべた中、交代を決断した形になった。
7回無失点と好投していた中、まさかのアクシデントで降板。それでも打線が1死満塁と好機を広げると、田中の犠飛で均衡を破った。6勝目の権利をプレゼントすると、八回にはボスラーが貴重な追加点となるソロアーチを放つなど2点を加え、ロッテを突き放した。投手陣も完封リレーでゲームを締めた。
これで中日は交流戦の勝率を5割に戻した。全体の借金も3に減らすなど、大きな3連勝となった。試合終了後にはマウンドの円陣で笑みを浮かべていた松葉。左手にはテーピングが巻かれた状態でお立ち台に上がった。
左腕は「味方のナイスプレーに助けてもらいながら。応えることができてよかった」と振り返り、左手について問われると「今の時点で確実なことを言えることはないですけど、次の週も投げるつもりでいる。次の週も頑張りたい」と明かすとスタンドから大きな拍手がわき起こった。




