楽天 高卒2年目の19歳・大内が圧巻のデビュー戦 緊急先発のマウンドで4回1安打無失点で降板
「巨人-楽天」(7日、東京ドーム)
楽天の高卒2年目・大内誠弥投手が、圧巻のプロ初登板を終えた。緊急招集で巡ってきたデビュー戦だったが、4回1安打無失点にまとめた。
本来なら荘司が先発予定だったが、コンディション不良を訴えて5日に登板を回避。同日昼頃に1軍デビュー戦が通達された大内も、「ちょっと何が起こってるかわかんないような感じ」と話していた。
この日は球場に1番乗りし、誰よりも早く体を動かし始めていたが、表情には緊張感が伝わっていた。いざ、マウンドに上がった投球練習初球には大暴投。苦笑いも浮かべたが、マウンド上では必死に腕を振り続けた。
難しい立ち上がりにはいきなり四球を許すも、オコエ、吉川尚、キャベッジを抑えて無失点。二回には1死一、二塁のピンチを背負ったが、門脇を三振、グリフィンを遊ゴロに打ち取った。また三、四回は味方の好守にも助けられながらいずれも三者凡退。巨人打線を4回1安打無失点にまとめて、役割を終えた。
大内は球団広報を通して、「最初は緊張で頭がボーッとしてしまいました。投球練習の1球目が思い切りすっぽ抜けてしまって、そこから気持ちを入れ替えようと頑張りました。結果として、0点に抑えられたのはよかったと思います。ただ、ストレートがばらついてしまったので、そこをよくしていかないといけないですね。とてもいい経験になりました」とコメントした。




