DeNA・バウアー 魂の1失点完投星 中4日で121球「登板する試合は全ての回を投げたい」
「DeNA2-1日本ハム」(6日、横浜スタジアム)
七回を終えて100球を超えたが、全く疲れをのぞかせなかった。九回にベンチから飛び出すとどよめきにも似た歓声の後押しを受けた。中4日で先発したDeNAのトレバー・バウアー投手(34)は7安打で1失点完投。「登板する試合は全ての回を投げたいと思っている。それができてうれしい」。開幕3連敗から4連勝と巻き返し、白星を先行させた。
要所でひときわ力が入った。六回は2-1と迫られ、なおも1死満塁。松本剛を高めの156キロの速球で押し込んだ。遊ゴロ併殺打で脱し、大きくガッツポーズをつくって絶叫した。
「新しい相手と対戦できるのは新鮮で楽しい」と心待ちにしたパ・リーグとの戦い。2年前は来日初完投を含む3戦3勝の活躍でチームの交流戦初優勝に貢献した。今季はここまで被本塁打8本でセ・リーグワーストでも「全球種をどのカウントでも使えた」と、12球団最多50本塁打を誇る日本ハムを抑え、捕手の松尾と抱き合った。
横浜スタジアム史上最多3万3860人の観衆の前で相手エースに投げ勝ち、チームを今季最多の勝ち越し7に導いた。





