ヤクルト18三振喫してもサヨナラ勝ち 武岡が人生初の劇弾「ファームでは考えられない声援」
「ヤクルト3-2ソフトバンク」(6日、神宮球場)
屈辱的な奪三振ショーを許しても、最後に勝てばいい。延長十回1死、ヤクルト・武岡龍世内野手(24)が右翼席へ劇的なサヨナラ弾。お立ち台では「人生でサヨナラホームランを打ったのが初めてなので。みなさんの歓声も聞こえて、人生で忘れられない瞬間だったと思います」と喜んだ。
「先週まで僕、ファームにいたので。ファームでは考えられない声援で、すごくうれしいです」と武岡。劣勢の展開を思うと、余計に言葉に感情がこもる。初回2死からは7者連続三振。さらに先発全員三振など、モイネロに球団ワーストの18三振を喫していた。
それでも、ソフトバンク・オスナがマウンドに上がった九回だ。無死一塁からオスナが左翼席へ同点2ラン。“オスナ対決”を制したことには「前回はゴロ凡打で抑えられたので、今回やり返しました」と笑顔。この一発があったからこその、武岡のサヨナラ弾だ。
これでチームは4月9日以来となる連勝。2本のアーチでの勝利となり、武岡は「チーム状況は厳しくて、連敗も続いてますけど、熱い声援のほど、よろしくお願いします」と力を込めた。





