侍ジャパン前監督の日本ハム・栗山英樹ＣＢＯが６日、肺炎のため３日に８９歳で亡くなった長嶋茂雄さんの自宅を弔問した。

　栗山氏はこの日朝、米国から帰国したばかりだったという。かつてテレビ朝日系「熱闘甲子園」でコンビを組んでいた次女の三奈さんに迎えられ、「うーん、どうしよう、本当にご迷惑をかけてしまうので。三奈ちゃん、皆さん本当に大変だったので」と気遣う様子も。それでも、「来る事が迷惑になるんじゃないかと考えましたけど、どうしてもお礼だけ一言いいたかったので来させていただきました」と思いを語った。

　２時間２３分の滞在で直接感謝を伝え「僕ごときがというか、僕がミスター、長嶋さんのことを言う立場にないが、今のプロ野球があるのは、ＯＮを含めてミスターのおかげというところだと思う。一言直接、お礼を言いたかった」と話した。

　前日までに盟友の王貞治氏や松井秀喜氏、谷佳知氏と亮子夫妻、中畑清氏、高橋由伸氏と妻で元日本テレビアナウンサーの麻衣さん、元ＮＨＫの青山祐子アナウンサーら親交のあった関係者が多く訪れているが、この日は元広島監督で２０１３年の第３回ＷＢＣで野球日本代表「侍ジャパン」を指揮した山本浩二氏、巨人ＯＢの柴田勲氏、俳優の北大路欣也らが弔問した。