巨人前監督・原辰徳オーナー付特別顧問 長嶋茂雄さんは「勝負に厳しく、人に優しく、誰からも愛される方」
国民的スーパースターで「ミスタープロ野球」の愛称で親しまれた巨人・長嶋茂雄(ながしま・しげお)終身名誉監督が3日午前6時39分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。89歳だった。
巨人前監督の原辰徳オーナー付特別顧問(66)は、長嶋さんの訃報に接し、思い出を振り返った。
長嶋さんの下では選手としてだけでなく、コーチとしても指導を受けた。1軍野手総合コーチとして入閣後、2000年にはヘッドコーチに昇格。02年から後を継ぐ形で指揮を執った。「勝負に厳しく、人に優しく、誰からも愛される方だった。私にとって憧れで、野球というスポーツの象徴であり、神様のような存在だった」という。
監督時にも、常に激励されながら、巨人軍の伝統を守り、戦い続けていた。「いつもさんぜんと輝き、選手、コーチ、監督、全ての立場で最も影響を受けた。残念だが現実を受け止めるしかない」と悲しんだ。





