プロ野球の国民的スーパースターで、元巨人・長嶋茂雄さんが３日、肺炎のため亡くなった。８９歳だった。巨人ナインもそれぞれの思い出とともに、追悼した。

　坂本勇人は「今朝話を聞いてとても驚きました。一昨年、僕が不調の時に東京ドームまで来てくださってスイングルームでスイングを見ていただいたり、『お前はいつまでもジャイアンツのリーダーでいなきゃいけない』と言っていただいたことが心に残ってます」と振り返り、「これまでの巨人軍をずっと支えてくださった大先輩なのでなんとかその期待に応えられるようにまだまだやっていかなきゃいけないなと改めて思いました。ご冥福をお祈りします」と悼んだ。

　岡本和真は「長嶋終身名誉監督の訃報を聞き悲しみで胸がいっぱいです。常に私たち選手の事を一番に考え、応援してくれていました。巨人への愛が誰よりも強く、野球に対する情熱を持った方でした」と偲び、「去年、私が打撃に迷っている時期に、病室に呼んでいただき、直接指導していただきました。これからの野球人生において、忘れることのない大切な時間になりました。心よりご冥福をお祈りいたします」と、追悼した。

　丸佳浩も「直接ご指導していただいたことは自分の中で今も残っていますし、そういったところで、今でもバッティング練習したことはすごく心に残っていますし、そういった意味でも貴重な時間だったと思います。しっかりお腹に力を入れて体をまっすぐ、そういったことはすごく印象に残っています」と振り返り、「僕が子供の時にプロ野球を初めてちゃんと見るようになった時にジャイアンツの監督が長嶋さんでしたし、印象がすごく強い。そういった方にまさかご指導していただけると思ってもいなかったので、夢のような時間でした」と語った。