DeNA・バウアー 8回2失点力投!1カ月ぶり3勝目 チーム4連勝2位浮上

 「DeNA3-2ヤクルト」(1日、横浜スタジアム)

 踏ん張りきった八回、DeNA・バウアーは片膝を地面についてうつむいていた。「最近、不運が続いているので外野手が捕ってくれることを祈っていた」。顔をようやく上げて右翼・度会の捕球を確認。中4日で魅せた110球の熱投で、約1カ月ぶりの3勝目をつかんだ。

 同点の八回だった。2死満塁で4番・オスナを迎えると、投手コーチもマウンドへ駆けつける。データや攻め方を再確認。この日最速の156キロ直球で仕留めると、右中間へ飛球が上がった。

 この打球に中堅・桑原と右翼・度会が互いに声を出しながらも交錯。左から右へ強い風が吹いていたこともあって、バウアーは祈った。結果は右飛。「お互いにボールを追いかけていてぶつかるんじゃないかと不安はあったんですけど、誰もケガすることなく無事に帰ってくることができて良かった」と振り返った。

 8回6安打2失点。八回に打線が勝ち越して5月3日・巨人戦(横浜)以来5試合ぶりの白星が転がり込んだ。マウンドでは終始、厳しい表情を見せていたが、試合後には笑みも戻った。また今季の3勝はいずれもデーゲームだったことを問われると、いたずらそうに笑う。「それより地方球場での結果の方がいいので、地方球場専門のピッチャーになろうかと思います」とバウアー節も連発。交流戦に弾みをつけた4連勝。2位浮上で、虎の背中を追う。

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