オリックス・野口 プロ初サヨナラ弾 “がんばろうKOBE”ユニ着て延長十一回決めた「最高です」

 11回、サヨナラ本塁打を放ち、ナインに祝福される野口(撮影・立川洋一郎)
 11回、左翼スタンドへサヨナラ本塁打を放つ野口(撮影・立川洋一郎)
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 「オリックス3-2西武」(31日、ほっともっとフィールド神戸)

 神戸の風も後押ししてくれたのか。オリックス・野口智哉内野手が放った打球は夜空を舞い、左翼席に飛び込むプロ初のサヨナラ弾。「落ちるボールやったと思うんですけど、いい感じに拾えたので、長打にはなるかなと思って走りました」。大歓声に包まれながらダイヤモンドを一周。右肩の「がんばろうKOBE」の文字が躍った。

 「前の打席で、チャンスで打てなかったので、何とか取り返そうと思ってやりました」

 同点の延長十一回だ。2死から西武・山田の2球目を振り抜き、左翼席へ運んだ。「最高です」。劇的な今季1号となり、サヨナラ打もプロ初のこと。九回2死二塁で空振り三振に倒れた悔しさを晴らした。

 この日は、ブルーウェーブ時代の復刻ユニホームで挑んでいた。五回には西川が「シンプルに来た球に対して打つことを考えてました」と西武・今井から2点適時二塁打を放っていた。投手陣も粘りを見せた中で、最後に野口が大仕事をやってのけた。

 「良かったですね。ブルーウェーブのユニホームを着させてもらって。楽しみにしている方がいっぱいいる中で、こういう勝ち方ができて良かったです」と岸田監督。大事な一戦で、チーム一丸での勝利をつかんだ。

 ◇野口 智哉(のぐち・ともや)1999年9月20日生まれ、25歳。奈良県出身。181センチ、95キロ。右投げ左打ち。内野手。鳴門渦潮高では3年夏に甲子園大会に出場、関大では4年秋にリーグ最優秀選手に選出された。21年度ドラフトでオリックスから2位指名。22年4月19日のソフトバンク戦で1軍初安打。同年9月23日のロッテ戦でプロ初本塁打を放った。本来は遊撃手だが、二塁、三塁、外野もこなせる。思い切りのいい打撃も魅力。

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