「日本ハム４－３ロッテ」（３１日、エスコンフィールド）

　日本ハムが逆転サヨナラ勝ちで２連勝。貯金は８とした。

　２点を追う九回に２死二、三塁の好機を作ると、代打・矢沢が中前に運ぶ２点適時打で同点。矢沢が二盗に成功すると、郡司がライトへ今季３度目となる劇打を放った。

　ヒーローインタビューで矢沢は「気持ちいいっすね。ネクストいるときから吉田なんとかしてくれって思っていて、代走の準備しかしてなくて、バット持ってなかったんですけど、執念で落ちてくれてよかったです。ラッキーだなと思いますし、よく考えると次がサヨナラ男いたんで、これ郡司さんのおかげかなと」と笑顔で語った。郡司は「サヨナラ男すぎますね。さすがにね。矢沢が盗塁決めてくれて、外野手前にきてくれた。矢沢のおかげ。俺で決まるなと思っていた。もう３度目なんで、矢沢が盗塁した時点で俺で決まるなと思ってました。前回サヨナラ男ってグッズができていた。打てなかったら販売中止になるなと思っていた」と笑い、「今後はサヨナラ郡司でやっていこうと思います」と、高らかに宣言した。

　先発の山崎は四回までは完全投球だったが、五回に味方の失策から１死二、三塁のピンチを背負うと、山口に左翼線への２点適時二塁打を浴びて逆転を許し、さらに岡の適時内野安打で追加点を奪われた。６回６安打３失点だった。

　打線は二回に郡司の右越え適時二塁打で１点を先制。しかし、その後は立ち直ったロッテ先発の西野と相手リリーフ陣に封じられていた。