ロッテが逆転負けで借金今季最多タイ11に 高部2夜連続先制打 種市5回5安打無失点も2番手ゲレーロが同点、4番手中森が勝ち越し許す
「ロッテ1-2オリックス」(28日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテが接戦を落とし、今季最多タイの借金11となった。
1-1の九回に中森が麦谷に勝ち越し打を浴びた。
先制打は高部のバットから生まれた。二回1死一、三塁、エスピノーザの直球を逆らわず左前に運ぶ先制打。「チャンスで回ってきた打席だったので打てて良かった。まずは先制できて良かったです」。前夜も二回に右中間先制二塁打。2夜連続で高部が先制点を生んだ。
続く山本が右前打でつないで1死満塁と好機を続けた。だが、友杉が遊ゴロ、藤原が空振り三振に倒れ1点止まりだった。その後は少ない好機を生かせない。五回は2死三塁でポランコが凡退。七回は2死から四球、死球で一、二塁の好機を作ったが、藤岡が空振り三振に倒れた。
1点を追う九回は2死一、三塁の好機を作ったがあと1本が出なかった。
先発・種市は苦しい投球ながら5回無失点。5安打、3四球と三者凡退に抑えた四回以外はすべて複数の走者を出す内容。五回1死一、二塁から主軸の紅林、頓宮を二者連続三振に斬るなど何とか粘った。だが、六回から登板した2番手・ゲレーロが同点打を浴び、4月23日以来の1カ月ぶりの勝利投手の権利は消えた。
種市は「まずは無失点で抑えられたことは良かったですが、球数も多くなってしまったのが反省点です。常にHQS(ハイクオリティースタート)できるようなピッチングができるように次も頑張ります」とコメントした。
