ロッテ 連敗脱出の裏に吉井監督のゲキ「攻める気持ちを」

 オリックスの追撃をかわしナインとタッチを交わす吉井監督(右から4人目)=撮影・開出牧
 2回、高部の右越え適時二塁打で先制のホームを踏んだ山本(61)とタッチを交わす吉井監督(右から2人目)=撮影・開出牧
 7回2安打無失点の好投で今季3勝目を挙げガッツポーズを決める田中晴(中央)。左は4安打の藤原(左)、右は先制タイムリーを放った高部(撮影・開出牧)
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 「ロッテ6-4オリックス」(27日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテが連敗を2で止め、借金を1つ減らし10とした。20歳の先発・田中晴が7回2安打無失点の好投でチームトップの3勝目。打線も二回に高部の適時二塁打、友杉の犠飛、藤原の適時打で3点を先制。七、八回にも加点した。

 吉井監督は田中の好投に「しっかり自分の責任を果たしてくれてるんで、これからどんなピッチャーになるのかすごく楽しみです」と称賛。そして、影のヒーローとして藤岡の名を挙げた。

 藤岡は頓宮、杉本の打席の際に、二遊間寄りの深い位置にポジションを取った。二回、中前に抜けそうな2人の一打を二ゴロとした。「二回の藤岡の守備が全てだと思う。あそこでヒット2本続いていたらあの後どうなっていたか分からない。彼が根元コーチと一緒に打球方向を研究しているんだと思う。うまくはまって、そこからチームが波に乗れた」と話した。

 25日の西武戦後には自ら選手ロッカーに向かい、「攻める持ちを持ってやってほしい」とゲキを飛ばした。

 その意図を問われてこう話した。「若い選手が多いので、負けに慣れてきて、2軍のゲームみたいな雰囲気になってきた。1軍は勝ってナンボの世界なんで、勝つつもりで攻める。失敗しても成功しても攻める気持ちだけは忘れないようにということを強く伝えました」と明かす。

 これまでは選手ミーティングに任せてきたが自ら声をかけた。「(26日に)休みが1日あったんで、メッセージを休みの間にどう受け止めて、きょう選手たちがどういう行動を取るかっていうの、ちょっと楽しみになって」と話した。

 この日適時打を含む4安打の藤原は「“攻めていこう”と試合に臨みました」と言う。快勝を受けて、吉井監督は「今日はほんとにしっかりみんな積極的にやってくれた」と目尻を下げていた。

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