ロッテが逃げ切り連敗ストップ 20歳の田中晴が救世主 リーグ最強オリ打線を7回2安打無失点で3勝目 借金10に

 力投する田中晴(撮影・開出牧)
 2回、高部の右越え適時二塁打で先制のホームを踏んだ山本(61)とタッチを交わす吉井監督(右から2人目)=撮影・開出牧
 7回、左越え適時二塁打を放つ寺地(撮影・開出牧)
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 「ロッテ6-4オリックス」(27日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテが20歳の田中晴の好投で連敗を2でストップ。借金を1つ減らし10とした。

 田中晴はこの日最速154キロの直球を主体に、鋭く落ちるフォークを交えて、リーグトップのチーム打率を誇るオリックス打線を翻弄。7回96球を投げて2安打無失点に抑え、チームトップの3勝目。防御率もチーム先発陣トップの2・25とした。

 前回登板の16日・日本ハム戦(ZOZO)では6回6安打4失点と崩れた。試合前には「反省点を整理し、生かし、しっかりと打者と勝負できるようにやっていきたいと思っています」とコメント。修正して結果を残した。

 チーム打率リーグ最下位の打線も田中晴を援護。二回1死一、二塁から8番・高部が右中間へ先制二塁打。さらに二、三塁から9番・友杉が中犠飛。さらに1番・藤原も中前に落ちる適時打。下位打線が繋がって一気に3点を奪った。

 高部は7日の楽天戦(ゾゾ)以来の打点。「ずっとチャンスで打てていなかったのでなんとか打つことができて、先制点を取ることができて良かったです」。藤原は「もう1点欲しいところでしたし追加点取ることができて良かったです」と納得の表情を見せた。

 七回は1死三塁の好機に山本の三ゴロで三走・池田が本塁憤死。好機を逸したかに見えたが、その後の2死一塁で寺地の左中間適時二塁打で追加点を奪った。

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