日本ハム執念ドロー 1死三塁ピンチで2者連続申告敬遠の満塁策→田中が踏ん張り無失点 新庄監督「よかったね」
「楽天1-1日本ハム」(25日、楽天モバイルパーク)
1点が遠いもどかしい展開の中で、日本ハム・新庄監督は執念タクトを振った。九回、失策で出塁を許し迎えた1死二塁。サヨナラのピンチでマウンド上の田中が暴投で三塁まで進まれた。ここでベンチは2者連続の申告敬遠を選択。満塁策を取った。
「野球のルール上ではあれが正解。満塁にするという、普通のことをやっただけで」
すると、楽天ベンチも今季2度、サヨナラ勝利に導いてきた渡辺佳を代打起用。最大の正念場を遊直に抑えると、この日2安打だった中島を空振り三振に斬って取った。踏ん張った田中へ、指揮官も「よかったね。エラーが申し訳なかったけど、正義くんがカバーしてくれた」と称賛した。
延長十二回で引き分けた投手陣の踏ん張りをたたえると同時に、3連戦で3得点だった打線にも言及。「打てない時はある」と我慢を強調した。27日からは敵地でソフトバンクと2連戦。「近藤くん、柳田くん、正木くんにしても早く戻ってきてもらって戦いたいね。どんどんエース級も来てちょうだい」。正々堂々とした戦いを待ちわびた。



