オリックス・西川 1000安打達成 先制2号&大勝で花添えた「最高の結果で決められて良かった」
「ソフトバンク5-13オリックス」(25日、平和リース球場)
自らのメモリアルを試合開始早々の一発で祝った。10年目のオリックス・西川が初回無死一塁、上沢が投じた初球の真っすぐを一閃(いっせん)。右翼スタンドに飛び込む今季2号先制2ランで、史上322人目となる通算1000安打を達成した。
「最高の結果で決められて良かった」。記念の祝福ボードを高々と掲げた後の三回も“天才”の異名を取る西川らしい、技ありの左前打。1本だけに終わらないマルチ安打で、鹿児島のファンにも存在感を見せた。
20日のロッテ戦(京セラ)で3安打を放ち、一気に王手をかけてから2戦音なしで打率3割を切ったが、「自分の弱さもわかった。また練習する」と当然おごることなく、自身のインスタグラムには「またコツコツ頑張ります」と投稿。本人にとっては通過点でしかないのだろう。
その西川を祝うようにチームは苦手のソフトバンクに今季最多の13得点で大勝。5号ダメ押し3ランなど自己最多の1試合6打点をマークした杉本は「龍馬(西川)が1000本安打を達成したので勝って終わりたいというのがあった」と振り返ったが、今季2戦2敗で日本ハム時代から通算22敗(8勝)…と天敵・上沢の攻略に成功したのは大きい。パ・リーグは上位3球団が1ゲーム差にひしめく大混戦。まだまだ食らい付いていく。
◆通算1000安打 オリックス・西川が25日のソフトバンク⑨戦(平和リース)の一回に上沢から右越えへ2号2ランを放って達成。プロ野球322人目。初安打は広島時代の16年3月27日のDeNA戦で小杉から。




