「楽天０－１日本ハム」（２３日、楽天モバイルパーク）

　日本ハムの新庄監督が早くも今季３度目の完封勝利を飾った金村を絶賛。「抜群ですよね。変化球でのストライクの取り方がめちゃくちゃ上手くないですか。打ち気になったところでちょっとボールを動かす。この辺のテクニックがチームの中でもナンバー１」とうなった。

　初回を３者凡退で立ち上がると、その後も圧巻の投球で９回５安打６奪三振の快投。二回に郡司の３号ソロでの１点を守り切り、３月２８日の西武との開幕戦、４月２０日のオリックス戦に続き、早くも今季３度目の完封勝ちとなった。ただ、前回に続き、再び抹消し次回の登板に備えることを示唆。充実の投手陣をそろえるからこその起用法となっているが「また抹消でしょ。ね。もったいないな～。けど、こればっかしは全員を育てないといけないから。待ってもらうしかない」と強調。起用法は投手コーチに任せているが「もう投手コーチにしっかり段取り組んでやってもらってるんで。変えたくはないでしょう。たぶん」と、説明した。

　これでチームの先発の完投数は両リーグ断トツの１０に。指揮官は「僕のおかげでしょう」と冗談めかしつつ「徐々に徐々に完投できるような投手になった。我慢をしながら育てないといけないので。金村君も伊藤君もそう」と胸を張った。

　チームにもたらす好影響も指摘。「やっぱり完投は色んなプラス材料が出てくる。（本人の）気持ちの面、成長の面。あと中継ぎを休ませる。投げたくてウズウズするぐらいの中継ぎになってほしい。暇で仕方ないんじゃない」と、笑った。