“台湾の至宝”日本ハム・孫易磊 自信あります!2回0封会心デビュー 新庄監督「いい度胸。会見では足が震えてましたけど」
「日本ハム3-4ソフトバンク」(22日、エスコンフィールド)
“台湾の至宝”がいきなり輝きを放った。この日支配下登録されたばかりの日本ハム・孫易磊(すん・いーれい)が、同点の九回からプロ初登板。両親と親戚も見守る中、2回無失点の好救援で力強い一歩を踏み出した。
試合開始の4時間半前、会見で「メンタルに自信がある」と話した言葉にうそはなかった。しびれる場面でのデビューにも、20歳に動じる様子はなし。最速152キロを計測した直球とチェンジアップのコンビネーションで九回を三者凡退に退けると、十回は1死二塁とされたが後続を断った。
育成選手として入団して2年目。「ゆくゆくは球界トップの先発投手に」と期待する新庄監督も、肝の据わった右腕に感心しきり。「いい度胸をしてますね。会見では足が震えてましたけど、マウンドでは大丈夫」と目を細めた。
先発の古林睿煬は6回3失点。延長戦で競り負けたが、台湾出身の2人が若い力でバトンをつないだ。「落ち着いて投げられた。自信?はい、あります」と笑みを浮かべた孫易磊。首位を行くチームに、また頼もしい存在が加わった。





