オリックス・若月 またまたサヨナラ!九回劇弾 早くも今季3度目 対ロッテ戦開幕5連勝 岸田監督「本当に頼もしい」
「オリックス2-1ロッテ」(20日、京セラドーム大阪)
1、2度ならぬ3度目までも…。接戦からの劇的サヨナラ勝ちを決めたのは、またしてもオリックスの伏兵の8番・若月健矢捕手のバットだった。
先頭打者として迎えた九回、菊地のワンボールからの真っすぐを一閃(いっせん)。首位打者の太田が右手首打撲で欠場した中、ドーム5階席まで飛び込む超特大の左越え3号弾でチームにロッテ戦開幕から負けなしの5連勝、今季4度目となるサヨナラ白星を自らプレゼントしてみせた。
「いやいや、本当にたまたまです(笑)。興奮しました。8番ですので、上位につながるバッティングをしようとした結果です」。謙遜しまくりの殊勲者だったが、この男、本当に勝負強いというか、おいしいところを結局持っていく。今季は開幕戦となった3月28日の楽天戦(京セラ)でサヨナラ打を決めると、4月18日の日本ハム戦(京セラ)で2度目のサヨナラ打。2度あることは何とやらで、3度目は「一応5階席は2回目なんですけど」とプチ自慢?も忘れない、メジャーリーガーばりの特大弾で華々しく飾ってみせた。
岸田監督から「終盤になればなるほど怖いバッターになる。本当に頼もしい」と評された若月。今やチームに欠かせない「サヨナラ男」だが、惜しくも3、4月度の「スカパー!サヨナラ賞」は日本ハムの郡司が初受賞。「“臨時収入”がなくなったので次は選ばれるように頑張ります(笑)」と奪還に燃えている。今後が楽しみだ。





