DeNA・宮崎 復調の兆し1号3ラン 抹消期間が「自分を見つめ直す期間に」 チームは2戦連続2ケタ安打、貯金も3

 「DeNA10-2中日」(20日、横浜スタジアム)

 久々の感触を反すうしながら、DeNA・宮崎敏郎内野手はダイヤモンドを1周した。四回2死一、二塁。根尾が投じた初球の147キロ直球を、迷わずとらえた。打球は左翼から右翼方向に吹く“ハマ風”に乗り、スタンドへ一直線。待望の今季1号3ランが勝利を決定付けた。「反対方向へ良い打球を飛ばすことができました」。自身の持ち味である右方向への強い当たりが、復調の兆しだ。

 4月は打撃不振に苦しみ、2日に出場選手登録を抹消。約2週間の2軍暮らしで、徹底的にバットを振り込んだ。「自分を見つめ直す期間になりました。『またやってやるぞ』という強い気持ちでやっていました」と不屈の精神で再びはい上がってきた。

 「88年組」の1人でもあるチーム最年長。第1打席では同学年の大野から左前打を放ち「意識はしますね」とベテランとしての胸の内を口にした。3安打を放った頼れる男の復活で、チームは2試合連続2ケタ安打。今季最多タイの貯金3をマークした。

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