大幅打線組み替え成功のソフトバンク・小久保監督 葛藤告白も「答えのないところに決断を下すのが監督の仕事」4番外れた山川が一発、新4番中村がマルチ安打と結果
「ソフトバンク5-0西武」(15日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクは大胆な打順組み換えが奏功。4カード連続の勝ち越しを決めた。
小久保監督が就任した昨季から、公式戦もクライマックス・シリーズも日本シリーズも全試合で4番を任せていた山川の打順を7番に下げた。打率1割台と苦しむ大砲が六回、勝利を決定づける飛距離125メートルの8号2ランを左翼席へ放った。
小久保監督は「4番(中村)と5番(柳町)で(先制の)1点を取ったところもあったけど、やっぱり山川の一発がね」と働きを称えた。
そのうえで「打順変更はかなり悩みました。2週間くらい葛藤があった」としたが、「答えのないところに決断を下すのが監督の仕事」と前日の試合後に決めて、この日の練習前に監督室に呼んで伝えたことも明かした。
「主力がいない中で、1人で背負っている姿が強すぎるように見えたというのが我々の見解。もう少ししたら主力も少し戻ってくる。そうなれば違う攻撃のオーダーも組める」
さらに、代わって4番に座った中村はマルチ安打を記録。トレード加入したばかりの秋広にも移籍初安打が飛び出すなど、ぶ厚い戦力が自慢のソフトバンクらしさを感じさせる一戦だった。





