DeNAのエース・東が通算50勝に到達 23敗と大きな貯金作るも、この日の粘投には「5回10失点ぐらい」と猛省
「DeNA4-2広島」(11日、横浜スタジアム)
DeNAのエース・東克樹投手が苦しみながらも今季4勝目を挙げ、通算50勝目に到達。23敗と大きな貯金を作っての節目となった。
苦しみながらも最少失点でまとめるのがエースの真骨頂だ。三者凡退で抑えたのは初回だけ。二回以降はピンチの連続だった。二回には無死満塁、三回には2死満塁を無失点でしのぎ、相手に主導権を渡さない。だが、四回は小園に1号ソロを被弾。五回にも小園に適時打を許し、なおも1死一、二塁のピンチを背負ったが、最後は堂林を併殺打に打ち取った。
また4四死球を出すなど持ち味の制球力も乱れながらも、5回8安打2失点で粘投。味方の援護にも恵まれて、通算50勝に到達した。
試合後には「自分の中で勝手にストライクゾーンを狭くしていって、苦しいピッチングだった」と猛省。「僕の体感の中では、5回10失点ぐらいの感じの投球内容だったかなと思います」と振り返り、「(納得の)いかない50勝目でした」と表情は険しかった。