「ファーストにありがちなアクシデント」巨人・岡本和真の緊急事態に悲鳴 評論家「やばいと思っても本能的に手を引けない」
「巨人-阪神」(6日、東京ドーム)
試合開始早々、巨人がアクシデントに襲われた。初回無死一塁から、阪神・中野が犠打。三塁・浦田からの送球が一塁ファウルグラウンド方向にそれ、一塁手・岡本が懸命に手を伸ばして捕球したが、走り込んできた中野と交錯するとグラウンドに突っ伏した。
痛みに強い岡本が表情をゆがめ、左肘を押さえてもん絶。トレーナーが駆け寄ると、左肘を固定したまま、ベンチ裏へと下がった。だが、グラウンドに戻ることはできず、秋広が一塁に就いた。
巨人OBでデイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「大変なことになった」と語り、「ファーストにはありがちなアクシデント。かつて、王さんも清(中畑氏)も同じようにケガをしたことがある」と語った。
走者と重なるようにして捕球したが、アウトにしようとギリギリまで手を引けず。「これはやばいと思っても、見送るわけにはいかない。走者は背を向けているから勢いよく突っ込んでくる。岡本の貢献度、立場があれば手を引いたって非難されることはないが、本能的に手を引けないんだよな」と選手の心理を口にした。
岡本の様子、すぐに交代を決断した状況から「過去、同じケースで重症を負った選手も見てきた。靱帯を伸ばしたのか骨なのかは分からないが、何とか軽傷であってほしいな」とした。
岡本はここまで全31試合に出場して打率・308、8本塁打、25打点。チームの主軸を担っており、離脱となればチームに暗い影を落とすことになる。



