巨人・岸田 今季初スタメンマスクで適時打&1号 阿部監督「ナイスリードだった」今季初先発グリフィン初星導いた
「DeNA1-3巨人」(4日、横浜スタジアム)
“代役”以上の大きな働きだ。今季初スタメンマスクの巨人・岸田が、投手陣を4安打1失点に抑える好リード。打っては三回に中前適時打、六回には左中間へ今季1号ソロ。攻守で勝利に導いた。
「すごい緊張感の中で挑んだんですけど、結果的に勝てたことがよかったですし、バッティングの方でも貢献できた」。淡々と勝利を噛みしめた。
阿部監督は「ナイスリードだったし、ホームランで自分も楽になったんじゃないですか」と目を細める。今季ここまでFAで加入した甲斐を全試合スタメン起用。「甲斐は休養か」と問われると「それもあるし、予定通り。岸田に任せようと思っていた」と明かした。
今季初先発のグリフィンとは昨季は15試合でバッテリーを組んだ。今季初勝利に導き、岸田は「コミュニケーションを取りながらこっちのペースで進められた」と納得の表情。グリフィンも「終始一貫して同じ考えのもと、同じ気持ちで投げられた」と感謝した。
経験豊富な甲斐が加入。ミーティングでは「いろいろ聞いたりして少しでもプラスになるようにやってます」と明かす。さらに「試合に入る前の準備も、試合中のピッチャーとのコミュニケーションも怠らない。勉強させてもらっています」と成長の糧になっている。
「出た時にしっかりやらないといけないっていうプレッシャーはありますけど、いい緊張感に変えてやれている。継続してやっていきたい」。層の厚さがチームの強みになる。